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癌に対する機能性成分の効果について、マスコミや学会発表などの第三者からの情報で、検証することを目的としています。

<2017年11月1日更新>

カバノアナタケ

カバノアナタケの効果・副作用の研究成果

カバノアナタケとは? シラカバに寄生するキノコの一種です。カバノアナタケの菌核(菌糸(キノコの根の部分)が集まった部分)のことを、ロシア語で「チャガ」と言い、日本でも「チャーガ」と呼ばれることもあります。
ロシアの一部で、健康茶として利用される習慣があります。
最近になって、日本でも健康茶としての利用が始まっています。
カバノアナタケの有用成分として、国際データベースで報告されているものはありませんが、一般に「ベータグルカン」が有用成分として紹介されています。
国際データベースに癌患者の方におけるカバノアナタケの有用性や副作用を示す論文や報告はなく、癌に関する研究はあまりされていません。

カバノアナタケに関するヒト臨床研究情報まとめ

■国際データベースのヒト論文掲載(PubMed)
掲載件数※ 癌への免疫力を高める作用 癌の免疫抑制を軽減する作用 癌闘病時の体力回復作用 抗がん剤に近い作用 効果がなかった 副作用があった
0件
×
×
×
×
なし なし

※2000年以降、ヒト臨床研究論文の件数
(効果がなかったという報告の論文は除く)

1.がんに関するヒト臨床研究情報<要約>

ヒト臨床試験とは、健康食品やサプリメントなどについて、その有用性や安全性を科学的かつ客観的に示すためのエビデンス(科学的根拠)を取得するために、ヒト(人間)を対象に行う試験のことです。

■カバノアナタケ関連のヒト臨床研究報告<要約>
タイトル・文献・PubMed№ 解説 信頼度
癌の患者さんを対象にしたカバノアナタケ関連の臨床研究報告は、調査した範囲ではありませんでした。
×
■カバノアナタケ関連の研究ニュース
タイトル・内容(発行日、紙面名) 解説
癌の患者さんを対象にしたカバノアナタケ関連の研究ニュースは、調査した範囲ではありませんでした。
■カバノアナタケの主要研究企業
研究企業名 研究内容
癌の患者さんを対象にしたカバノアナタケの主要研究企業は、調査した範囲ではありませんでした。

2.がんに関する動物研究情報<要約>

動物試験とは、医学研究などのために、ネズミ・モルモット・ウサギ・イヌ・ネコなどの小動物を用いて行う試験のことです。
この試験は、ヒト臨床試験を科学的かつ倫理的に適正に行うために必要な科学的知見を、事前に収集するために行っています。

■カバノアナタケ関連の動物研究報告<要約>
タイトル・文献・PubMed№ 解説
マウスにおける癌への抑制効果と体温維持
2016年 Heliyon誌
<PubMed №27441282:英文はコチラ>
日本で、マウスに、カバノアナタケを投与すると、癌の進行を抑制し、また体温を維持したという報告です。
<日本語詳細はコチラ>
メラノーマ保有マウスにおける抗腫瘍効果
2014年Molecules誌
<PubMed №25221864:英文はコチラ>
韓国で、メラノーマ保有マウスに、カバノアナタケを含む混合物を投与すると、ドキソルビシン投与群に匹敵する抗腫瘍効果を示したという報告です。
<日本語詳細はコチラ>
ヒト癌細胞および肉腫細胞保有マウスにおける抗腫瘍効果
2010年 Nutr Res Pract.誌
<PubMed №20607061:英文はコチラ>
韓国で、ヒト癌細胞に対して、カバノアナタケが細胞毒性を示した。また肉腫細胞保有マウスに、カバノアナタケを投与すると、腫瘍増加の抑制を示したという報告です。
<日本語詳細はコチラ>
■カバノアナタケの主要研究企業
研究企業名 研究内容
動物を対象にしたカバノアナタケの主要研究企業は、調査した範囲ではありませんでした。

3.その他、参考情報

カバノアナタケに関連したヒト臨床研究以外の研究ニュースとして、がん専門誌、新聞に掲載された最新記事をご紹介します。

■カバノアナタケ関連の研究ニュース
タイトル・内容(発行日、紙面名) 解説
「がんに効く」とうたいキノコ粉末を販売容疑

(2010/7/30 朝日新聞 朝刊)
記事・関連情報のリンクはありません。
記事によると、「がんや糖尿病などに効く」とうたって、ロシア産のキノコ(カバノアナタケ)粉末を卸し、販売した両社を薬事法違反(医薬品の無許可販売)容疑で書類送検したとのこと。
■カバノアナタケの関連サイトのリンク
リンク先 掲載内容
独立行政法人 国立健康・栄養研究所>> 「カバノアナタケ」と「チャーガ」で記載があります。
チャーガは俗称となるため、カバノアナタケの素材情報に、安全性・有用性の情報が豊富です。

4.がんに関するヒト臨床研究情報<詳細>

ヒト臨床試験とは、健康食品やサプリメントなどについて、その有用性や安全性を科学的かつ客観的に示すためのエビデンス(科学的根拠)を取得するために、ヒト(人間)を対象に行う試験のことです。

■カバノアナタケ関連の臨床研究報告<詳細>
タイトル・文献・PubMed№ 解説 信頼度
癌の患者さんを対象にしたカバノアナタケ関連の臨床研究報告は、調査した範囲ではありませんでした。
×

5.がんに関する動物研究情報<詳細>

動物試験とは、医学研究などのために、ネズミ・モルモット・ウサギ・イヌ・ネコなどの小動物を用いて行う試験のことです。
この試験は、ヒト臨床試験を科学的かつ倫理的に適正に行うために必要な科学的知見を、事前に収集するために行っています。

■カバノアナタケ関連の動物研究報告<詳細>
タイトル・文献・PubMed№ 解説
マウスにおける癌への抑制効果と体温維持
2016年 Heliyon誌
<PubMed №27441282:英文はコチラ>
目的:癌は世界的に罹患率・死亡率の主因である。したがって、効果的な癌予防および治療手段が常に求められている。カバノアナタケの抽出物は強力な抗腫瘍活性を示し、いくつかの国で癌の治療に使用されてきた。しかし、実際の効果やその基本メカニズムはまだ解明されていない。本研究はカバノアナタケ熱水抽出物の連続摂取による腫瘍抑制効果を調べることを目的とした。
主な方法:ルイス肺癌の増殖マウスモデルおよび自然転移マウスモデルにおいて、6mg/kg/day(日本産チャーガ浸出液の1日摂取量に相当)のカバノアナタケ抽出物を3週間連続投与した後、この抽出物の抗腫瘍活性を調べた。
主な所見:カバノアナタケ抽出物は両方のマウスモデルにおいて、有意な腫瘍抑制効果を示した。担癌マウスでは60%の腫瘍縮小が観察され、転移マウスでは対照群に比べて結節数が25%減少した。さらに、カバノアナタケ抽出物投与マウスでは、腫瘍凝集の増加と血管新生の阻害がみられた。興味深いことに、カバノアナタケの摂取により、中年マウスでは体重が減少し、成熟成年マウスでは明暗の変化に反応して体温が上昇した。さらに、カバノアナタケは腫瘍移植後のマウスにおいて体温低下を防止した。
意義:本研究結果は、エネルギー代謝を促進してガンを抑制する自然療法としてカバノアナタケ抽出物が使用できる可能性を示唆する。
メラノーマ保有マウスにおける抗腫瘍効果
2014年Molecules誌
<PubMed №25221864:英文はコチラ>
キノコ由来天然物は、癌の予防あるいは治療のために何千年にもわたり使用されてきた。本研究では、発芽玄米上で培養したメシマコブ、発芽玄米上で培養したカバノアナタケ、発芽玄米上で培養したベニクスノキタケ、マンネンタケから得たキノコ菌糸体の混合物であるCARI(Cell Activation Research Institute)IIIの抗腫瘍効果を評価した。CARI IIIはin vivoでメラノーマに対してドキソルビシン(Dox)に匹敵する抗腫瘍活性を有することが本研究で示された。B16F10細胞をC57BL6マウスに腹腔内注射し、腹腔内に固形腫瘍を発生させた。300mg/kg/dayのCARI IIIの経口投与により、ドキソルビDox投与群に匹敵する腫瘍重量の減少が認められた。CARI III投与群では腫瘍コントロール群と比較して、寿命の伸長(ILS%=50.88%)が観察された。CARI IIIは、G0/G1細胞周期停止を誘導することにより、B16F10メラノーマ細胞に対する抗増殖活性を発揮した。CARI IIIは、cyclin D1、CDK4、CDK2の発現を阻害し、p21を誘導する。したがって、CARI IIIはメラノーマ患者の化学予防的補助剤となりうる可能性を持つ。
ヒト癌細胞および肉腫細胞保有マウスにおける抗腫瘍効果
2010年 Nutr Res Pract.誌
<PubMed №20607061:英文はコチラ>
カバノアナタケは、癌治療の民間療法剤として使用されてきた。しかし、カバノアナタケの主要成分のin vivoでの抗腫瘍効果に関する情報は少ない。われわれは、カバノアナタケから分離した純粋化合物(3-ヒドロキシラノスタ-8,24-ジエン-21-アール、イノトジオール、ラノステロール)がin vivoで肉腫-180細胞(S-180)担癌Balbc/cマウスの腫瘍増殖を、またin vitroでヒト腫瘍細胞の増殖を阻害するという仮説を立てた。この仮説を検証するため、カバノアナタケから分離した画分それぞれについて、ヒト腫瘍細胞株(肺癌A-549細胞、胃腺癌AGS細胞、乳腺癌MCF-7細胞、子宮頸部腺癌HeLa細胞)の増殖阻害をin vitroで調べた。続いて、S-180移植後に0mg/匹/日、0.1mg/匹/日、0.2mg/匹/日の画分1、画分2、画分3を添加した通常の飼料をマウスに与えた。カバノアナタケから分離した画分すべてが一部の癌細胞株に対してin vitroで有意な細胞毒性を示した。画分1は、画分2および画分3よりもA549、AGS、MCF-7癌細胞株に対して高い活性を示した。in vivoでは、カバノアナタケから分離された画分1は0.1mg/匹/日および0.2mg/匹/日の投与濃度で、対照群と比較して腫瘍体積をそれぞれ23.96%、33.71%有意に減少させた。また、画分2および画分3は、対照群マウスの腫瘍と比較して、S-180担癌マウスでの腫瘍増殖を有意に阻害した。カバノアナタケから分離された画分1の腫瘍成長阻害は、画分2および画分3よりも大きかった。これはin vitroの結果と一致する。このような結果は、カバノアナタケおよびその化合物が食品・製薬業界で天然の抗腫瘍成分として使用できる可能性を示唆する。
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